今回は豆によって粒度分布に変化が出るかを検証します。
というのも、豆の比重が変わっても分布の比率は一定なのではないかと考えたからです。
もし結果が同じであれば、粒度比較において豆を選定する必要はありません。
逆に分布に明らかな違いが出れば、異なる豆を使った検証の結果は分けて考える必要があります。
今回は浅煎り・中煎り・深煎りの3種に分けて、中挽きの検証項目でチェックします。
検証方法
検証の方法は下記の記事をご参照下さい。
【コーヒー粉粒度測定】振とう機アズワン「MVS-1N」で中挽きを検証した結果
前回に引き続き、中挽き検証の方法に改訂を加えます。
今回変更するのは篩の数。
1400μmの篩の使用を廃止します。...
検証に使用するミルはMAZZER「OMEGA」
粒度の設定がしやすく0点調整不要なため、検証には最適のミルです。
使用する豆は下記の3種。
- コロンビアゲイシャ(浅煎り)
- マイルドカルディ(中煎り)
- スターバックスハウスブレンド(深煎り)
コロンビアゲイシャはカフェタレスさんからのご提供です。
いつもありがとうございます。
検証結果
検証の結果、下記の数値を得ました。
グラフ化した結果がコチラ。
数値・グラフから読み取れる点を箇条書きします。
- 浅煎りほど1001μm以上の重量が増える
- 浅煎りのみ601~850μmの粉量が
- 深煎りになるほど425μmの粉量が増える
- 851~1000μmの数値は一定
以上の結果から、豆によって分布に多少の変化が出ました。
焙煎度順通りの変化が起きる事から、粉の比重が結果に影響していると推測できます。
という事で、やはり検証する豆が違う場合は結果を別枠で捉える必要があるようです。
やむを得ない事情で異なる豆を使用した検証の場合は、OMEGAの挽き目「10-3」を基準として粒度検証を行います。
MAZZER「OMEGA」にご興味あれば、下記の記事もご参照下さい。
今後もこまめ家をよろしくお願いします。
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