粒度検証

 【コーヒー粉粒度測定】振とう機アズワン「MVS-1N」で中挽きを検証した結果

前回に引き続き、中挽き検証の方法に改訂を加えます。

今回変更するのは篩の数。

1400μmの篩の使用を廃止します。

というのも、以下の理由のためです。

  • 1400μm以上の粉が少ない
  • 検証の効率化

前回の記事で新しい検証方法を編み出したので、不用な篩を減らす事で検証時間を減らし効率化できます。

 【コーヒー粉粒度測定】振とう機アズワン「MVS-1N」を検証した結果レポート⑤  突然ですが、以前確定させた中挽きの検証方法を変更します。 前回はコチラ↓↓↓↓↓ https://komame-coffe...

より早く正確な情報をお届けするため、今回は以下の検証を行います。

  • 5段でも有意な結果になるか
  • 篩を減らした状態で近い結果となるか

では実際に、篩を減らした結果を確認してみましょう。

5段で検証した結果

5段で検証した結果、良い結果を得ることができませんでした。

旧検証方法

新検証方法(5段)

特に425μm以下の差が顕著。

各段毎に振動の差が生まれるため、細かい粉がどうしても落ちません。

ということで、篩の段数については従来通り3段以下で行います。

篩を減らした結果

1400μmの篩を減らした結果、以下の通りになりました。

1001~1180μmと601~850μmに若干違いがありますが、その他はほぼ一致。

1400μmを無くした分が1180μmの篩で数値に反映されています。

ということで、今回の検証を経て1400μmの篩は廃止して良いと結論づけました。

検証方法自体は据え置きのため、時間的なメリットは正直そこまで大きくありません。

ただし粒度分布は見やすくなるため、今後の中挽きの分布表は当方法を採用します。

これからも、こまめ家の検証をよろしくお願いします。