粒度検証

コーヒーミルの性能が一目でわかる!?振とう機で微粉量を測定した結果・・・

コーヒーミルの性能で気になる点と言えば微粉ではないでしょうか?

前回、微粉の定義について検証を行いました。

微粉とは?大きさは具体的に何μmか検証・定義化してみた 今回は「微粉とは具体的に何μmか?」について検証します。 微粉とは何か、検索しても明確な答えは出てきません。 そこ...

最も好ましくない粒度は100μmとしましたが、実際適切に比較できるか確認します。

使用する篩について

今回の微粉検証では以下の篩を用いて検証を行いました。

  • 100μm
  • 300μm
  • 850μm

300μmの篩の目詰まり防止のため、850μmの篩で粗い粉をカットします。

710μm以下の篩は3段目に配置すると粉が落ちにくいため、採用しませんでした。

微粉検証①

微粉測定に用いる粉量を10g・20gそれぞれで検証した結果、下記の通りになりました。

20gは上段で目詰まりを起こしやすく、結果が安定しません。

ただし10gでは結果量が少なく比較が難しいため、どうにか解決する必要があります。

また100μmの篩は粉を通しにくく量も少ないため、数値による差別化も困難。

以上の事から、下記の対策を講じました。

  • 100μmの篩を不採用とする
  • 1180μmの篩を採用する

上記の篩を採用し10g・20gのコーヒー粉を挽いた結果がコチラ。

20gの結果が改善されたため、有意な方法である事がわかりました。

微粉検証②

1180μmの篩に残る粉が1~2g程度と少ないため、下記の通り篩を取り替えました。

  • 825μm→710μm
  • 1180μm→1000μm

上記の篩で検証した結果がコチラ。

見ての通り、300μm以下の粒度が揃いました。

検証しやすいため、今後は300・710・1000μmの篩で微粉測定を行います。

微粉検証まとめ

本来は100μm以下も検証したいですが、目が細過ぎて安定した数値が得られません。

割り出せたとしても、全体の比率が少なくミル同士の比較には不向きです。

というわけで、今回の結果に基づいて300μm以下が微粉という扱いで確定しました。

今後の微粉検証では、当記事に基づいた検証方法を用いてコーヒーミルの性能をチェックしていく予定です。

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