粒度検証

【コーヒー粉粒度測定】振とう機アズワン「MVS-1N」を検証した結果レポート②

前回に引き続き、アズワン「MVS-1N」を検証します。

前回の検証では、適切な篩の段数と検証時間を割り出しました。

今回の検証では、別のコーヒーミルを用いて同じ結果が得られるか確認し、更に適切な段数を絞ります。

使用するコーヒーミル

今回使用するコーヒーミルはMAZZER「OMEGA」です。

コマンダンテに並ぶ高級ミルで、50年以上コーヒーグランダーを開発している老舗が手挽きミルを販売したと有名になりました。

ダイヤルが外側にあり、数値も記載されている点が特徴的。

また、金属加工の技術力も高く工芸品としても一級の価値があります。

挽き目の設定について

今回の検証におけるOMEGAの挽き目は「10-3」を使用します。

以前「MVS-1N」導入前の粒度検証で、カルディの中挽きと近い結果だったためです。

上記挽き目を用いて、前回緑色でハッチングした方法で検証を行います。

検証結果

検証の結果、4段と3段では結果が明らかに異なる状態となりました。

特に「851〜1000μm」と「501〜600μm」における差が顕著です。

4段については、秒数を変更しても結果は変わりませんでした。

3段の方が1段ずつ振動させた結果に最も近く、精度の高い数値が示されていると解釈できます。

というわけで、今回の検証から「3段で120秒以上検証を行う事が適切」という事がわかりました。

次回の検証では、検証に有効な数値を得るのに適当な篩の数を調整していきます。

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