2022年10月にBrewista「smart scale Ⅲ」が発売されました。
値段は17,000円と比較的高額。
TIMEMORE「Black mirror nano」やacaia「Lunar」のように、小型で薄型。
今回は「smart scaleⅢ」を検証した率直な感想を辛口で評価していきます。
【参考】検証済みのスケール一覧
◾︎acaia「Lunar」
◾︎TIMEMORE「Black mirror basic」
◾︎TIMEMORE「Black mirror nano」
◾︎HARIO「V60スケール」
smart scaleⅢの基本情報
smart scaleⅢは5つのモードと校正機能のついたスケールです。
校正の方法は難解な部分があり、説明書通りに作業をすると上手く校正できません。
校正の方法については別途YouTube動画にて公開予定です。
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本体重量の比較
smart scaleⅢはコーヒースケールの中でも最軽量です。
176.6gと他のコーヒースケールが200gを超える中でダントツの軽さ。
家庭用で使う場合は関係しませんが、アウトドアでは非常に優れたポイントです。
各種ボタンの押しやすさ
結論から言うと非常に押しづらい。
多くのスケールがタッチ式な中、smart scaleⅢはボタン式。
ボタンが少し硬く、押す際に本体が大きく傾くのが難点。
この点は、割とストレスを感じました。
測定精度検証
等級F2(1級)の分銅100.500.1000gを使用し、精度を確認します。
結果、いずれの分銅でも重量誤差はありません。
校正機能もあるため、もしズレあっても修正が可能です。
最小計測値
smart scaleⅢの1番残念な点は、計測範囲の問題です。
0.2g未満の重量が計測できず、更に風袋扱いとなります。
なので、0.1gずつ重量を加算すれば合計重量が1gになっても0g表記のまま。
微粉の計測など、検証をしたい場合には致命的。
一方、acaiaは0.1gから計測できます。
また、Black mirror nanoは0.2gからですが、乗った分の重量は適切に表記されます。
検証結果まとめ
smart scaleⅢはアウトドア用であれば候補に上がりそうです。
家庭用としてはBlack mirror nanoの方が安くて優れている印象。
本体が小さいため、デジタル表示は上に乗せるもの次第で見え辛い点が気になります。
エスプレッソ用の機能が中心な事から、ドリップ用としては不向きかもしれません。
個人的には、外でエスプレッソを淹れる事を想定したスケールだと感じました。
FlairやROKなど、マニュアルエスプレッソを愛用する人にはオススメできそうです。